2018年4月17日火曜日

2018 J1リーグ 第6節 ベガルタ仙台戦

スターティングメンバー

■1得点目
前半4分。
レッズ自陣中盤右サイドで遠藤が槙野からボールを受ける。
中盤まで降りてきた武藤がボールを受けハーフウェイラインから一気に最前線の興梠へ楔の縦パス。
興梠にはしっかり平岡がマークに付いていたもののボールが興梠が走るインとは逆のアウトから、つまり平岡側に流れると見るや興梠から視線を切りボールを目で追ってしまう。
その一瞬の隙をついて平岡の前に出て強引にボールを奪うと、腰を掴まれても倒れず最後にスライディングした平岡を冷静に切り返してかわし右足を振り抜き先制点。
興梠がインタビューで「あれは武藤のパスミス」的な発言をしたそうだがあのラフなスルーパスだからこそ通ったのだと思う。

■ベストプレーヤー
遠藤航
当ブログにて今季既に2度のワーストプレーヤーに選出している遠藤だが、この日のような守勢に回る時間が長くなる試合展開においては無類の強さを発揮する。
特にこの日は石原へのラストパスは悉くカットし完封。
他にも相手のカウンターチャンスには積極的に前に出てボールを奪い危険の芽を摘み取ったり、ペナルティエリア内で西村との一対一でノーファウルでボールを奪ったり、守備的貢献度は文句なしのナンバーワン。
ただ、相変わらず劣悪なフィードの質は全く改善されていないので余計な攻撃参加は一切せずに守備に徹して欲しい。

■ワーストプレーヤー
なし
強いて挙げれば武藤か青木といったところ。
磐田戦でシンプルなプレーで別人のような働きぶりを見せた武藤はやはり中5日で「いつもの武藤」に戻ってしまった。
青木は最近らしくないミスが増えていて連戦による疲労の影響だとするなら無理使いせず長澤を先発させるなりして対応して欲しい。

■総評箇条書き
  • 大槻暫定監督体制リーグ初戦ということでフォーメーションは3-4-1-2
  • 守備時はWBの2人が降りて5バックを形成
  • 6分、菊池が最終ラインでボールを奪ってからそのまま持ち上がってのロングカウンター、興梠のラストパスが合わず
  • 9分、柏木からのバックパスを受けた遠藤が左サイドの槙野へ展開、中へグラウンダーのパスを通そうとするも相手DFにひっかかりクリア
  • 9分40秒、西川から自陣深くでパスを受けた槙野が誰もボールを奪いに来ないためそのまま左サイドを駆け上がる、アタッキングサードに入ったあたりで右前方にいた柏木へショートパス、そのまま柏木の背後を駆け抜けようとした槙野へヒールで戻そうとするも槙野には合わない
  • 12分、菊池が敵陣左サイドで槙野からのパスを中へ浮き球のフリック、柏木が落とすもトラップが大きくなりキムジョンヤに倒されながらもなんとかキープし青木のフォローでボールを逃がす、青木は左にいた興梠へショートパス、興梠は中央の阿部へマイナスのパス、2タッチ目で右足のミドルを放つもこれは枠を大きく外れる
  • 14分、平川が自陣右サイドで柏木へ縦パス、速い寄せで前を向けずマウリシオへバックパス、ダイレクトで一気に最前線の興梠へフィード、胸で落とした興梠はダイアゴナルに走り込んできた武藤へパス、武藤は後ろから上がってきた左の柏木へ横パス、柏木はプレスバックしてきた野津田に奪われる
  • 22分、敵陣右サイドで興梠からのバックパスを受けた遠藤が石原のチェックを受けながら中へ斜めにドリブル、中央の辺りで左サイドの槙野へ横パス、槙野はタッチライン際の菊池へパス、突破を試みるも厳しいと見て中へ切り込み柏木の足元へボールを出す、これが少しズレて平岡にクリアされるも中途半端になったため槙野がダイレクトでもう一度柏木へパス、今度は柏木の足元へ収まり受けに来た槙野へリターン、ペナルティエリア外から右足のアウトサイドでシュートを放つもGK関がキャッチ
  • 26分、ペナルティエリア内からマウリシオのビルドアップ、中央の阿部、右サイドの遠藤と繋ぎ遠藤は前方の平川へ縦パス、平川はこれをスルーし武藤がこれを拾う、武藤は反転して即ダッシュした平川へパス、中へ少し持ち上がり左の興梠へ横パス、興梠はワンタッチで青木へ落とし青木は興梠へスルーパスを入れるも合わない
  • その後はセカンドボールが拾えなかったり、強引な縦パスが増えあっさりボールロストするため仙台にポゼッションされる時間が続く
  • 後半から武藤のコントロールの精度がかなり怪しくなるが、早目に交代策で手を打った監督に早くも前任者との差を感じる
  • ナバウトはしっかり守備にも走るので武藤の代わりに入っても守備強度が下がらないのは大きなメリット
  • 柏木とのコンビネーションが良くなれば十分脅威になる可能性も感じさせた
  • 武藤同様青木も後半からミス多発
  • あわやオウンゴール未遂のマウリシオは今日も元気にDFラインから飛び出してはピンチを招く
  • ここ1年くらいで森脇はすっかり怪我がち体質になってしまったのが残念
  • フル出場で右WB平川健在を猛アピール、阿部より年上でこの奮闘ぶりは泣ける
  • 実況の倉敷さんは平川と平岡をごっちゃにしたり、とっくに改称されたカップ戦を「ナビスコカップ」と呼んだりもう無茶苦茶w
  • 75分、西川から左サイドの槙野へパス、中央のマウリシオへマイナスのパス、前方の森脇へ縦パス、古林を背負いながら受けた森脇はなんとか前を向きスペースへボールを出す、ナバウトが平岡と競り合いながらタックルで逃がしたボールをマウリシオがカットし森脇に受け渡す、左サイドのスペースに出しナバウトが収める、ゴールに向かって斜めに切れ込み右足を振り抜きボールは枠を大きく外れる
  • 78分、自陣深く右サイドから平川のクリア、興梠が収め左を駆け上がる青木へパス、敵陣センターサークルまで持ち上がると右サイドの柏木の足元へパス、目の前には大岩だけとなり柏木を追い越すように走り込んだナバウトへスルーパスを出すも飛び出した関がクリア
<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=38386

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