2017年12月14日木曜日

ACL2017 決勝 2ndレグ アル・ヒラル戦

スターティングメンバー

■1得点目
後半43分
ズラタンが自陣右サイド深い位置でファウルを受けレッズのFKから。
おそらく西川のロングフィードはアタッキングサード右あたりでズラタンに競り勝ったジャハファリが跳ね返す。
こぼれ球をセンターサークルの前で武藤が拾いワンタッチで前線のラファエルへ供給。
ハウサウィを背負うラファエルの足元へ出したボールをラファエルより先に触ろうとしたハウサウィがラファエルの前に出て右足を出すも触れず空振りラファエルに入れ替わられる。
反転したラファエルはそのままゴールへ向かう。
ペナルティエリア内に進入したタイミングで迷わず振り抜いた右足一閃でゴールニアサイドをぶち抜きバーを叩いたボールは地面へ跳ね返りゴールネットを揺らした。

■ベストプレーヤー
長澤和輝
いつもの採点方式で評価すれば攻守に渡って活躍した長澤であることに疑いの余地はない。
1stレグでレッズの守備の穴として散々狙われたものの2ndレグではしっかり修正して攻撃時にはサイドを駆け上がり効果的なクロスを上げた宇賀神も評価できる。
その1stレグでやられた宇賀神を信頼し策を授け見事に修正して見せた堀監督も勿論評価できる。
88分これといっていい所の無かったラファエルシルバを最後まで交代せず使い続け最後の最後に決定的な仕事をさせたことも堀監督の我慢強さが実った結果と言える。
そして何よりこの大舞台を一貫した見事なレフェリングで90分試合をコントロールして見せた主審のイルマトフ氏も高く評価したい。
寡聞にして存じなかったのだが「アジア最高の主審」の名に恥じない完璧なレフェリングだった。
Jリーグの審判には是非見習ってもらいたいし、レッズの一部の選手の「手を使った守備」はいい加減反省してもらいたい。

■ワーストプレーヤー
なし!
10年ぶりの偉業達成に野暮は言いっこなし!

■総評箇条書き
  • 日テレとサカダイはレッズのフォーメーションをいつも通りの4-1-4-1と表記していたが実際は柏木が1列下がって青木と並んだ4-2-3-1
  • 決勝1stレグで完全に守備の穴となっていたためこの日は外されるだろうと予想されていた宇賀神がまたもスタメン
  • まさかこの期に及んで堀監督は大博打を仕掛けたのかとキックオフ前から動揺しっぱなし
  • オープニングはシュート2本を放った長澤の独壇場
  • 一方守備においては執拗にボールチェイスを繰り返した柏木の奮闘が目立った
  • 相手がラインを見ていないのか、珍しくレッズのラインが統率されていたのかわからないがこの日はオフサイドがよく取れていた
  • (1stレグは1度も取れなかったのに)
  • 不安視された宇賀神は致命的と呼べるミスはせいぜい前半の早い時間に貰ったイエローカードくらいで、前回散々いいようにやられたアルブライクへのサイドチェンジにもこの日は問題なく対応
  • むしろ攻撃面では質の高いクロスを入れ複数回決定機を演出し見せ場を作った
  • 同じく槙野も早い時間のイエローカードを貰い(宇賀神が貰った場面に比べると必要性を感じないファウルだったが)どうなることかと心配したが最後まで集中を切らさずしっかり蓋をした
  • 後半残り10分くらいの槙野は疲労からか判断力が鈍くボールロストするシーンが何度かあった
  • 武藤はこの日もイージーなミスが多く度々ボールロストしていた、つまり良くも悪くもいつも通りのプレーだった
  • ただし後半15分に敵を背負いながら前線の柏木へボールを繋ぎチャンスメイクしたり、決勝ゴールのアシストをしたりと決定的な仕事を複数回こなして見せた
  • ただでさえこの日は1列下がりIHでやっていたのもあってこの日の柏木は守備に忙殺
  • ただ前半に比べると後半はポゼッションが上がるにつれ前回同様柏木の無謀なワンタッチパスを相手に引っ掛けるミスが徐々に増えていった
  • 興梠も攻撃面ではあまり目立てず、自陣深い位置まで戻っての守備に追われた
  • 遠藤が守備面の貢献度が高いのはもうわかったから頼むからクロスの練習をしてくれ
  • まあシーズン中に4バックに移行してからSBに配置されたこと自体が緊急措置だから今でもまあまあよくやってるのは認めるけど
  • ラファエルはこの日もいつも通り独善的なプレーが多く仕掛けてはボールロストを繰り返したが、最後の最後に劇的決勝ゴールを決め決定的な仕事をして見せただけでもう全てチャラ
  • 上海上港戦から数えてここまで3試合3ゴールをラファエルがもぎとっている時点で個人的にはACLのMVPはラファエルシルバ

<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=32980

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