2017年9月27日水曜日

2017 J1リーグ 第26節 ジュビロ磐田戦

スターティングメンバー

■1失点目
前半21分。
ペナルティエリアから5メートルくらい後ろの右サイドでマウリシオと川又がハイボールを競り合いファウル。
磐田にフリーキックを与える。
キッカーは中村。
平川がマークしていた高橋があっさりマークを剥がし頭で合わせるも西川がかろうじて右手で弾く。
弾いた先にはキッチリ詰めていたムサエフが頭で押し込みゴール。
日本が世界に誇るキッカーを有するチーム相手に危険な位置でFKを与えたマウリシオと試合勘の欠如からかあっさりとマークを剥がされた平川の2人による失点。

■1得点目
後半34分。
自陣最終ラインで武藤からボールを受けた青木が前線へロングフィード。
これを森下がダイレクトの左足で跳ね返す。
アダイウトンが頭で川辺へ落とす。
これを川辺に渡る前に青木がカット。
素早くターンした視線の先に走り出すのが見えた興梠へ浮き球のスルーパス。
これがタイミングも落とす位置もここしかないという絶妙なボールで頭で合わせた興梠のシュートは飛び出したカミンスキーの右肩をかすめて無人のゴールへ。
合計7度もひっかかった相手のオフサイドトラップをようやくかいくぐれた瞬間が訪れた。

■ベストプレーヤー
矢島慎也
先に断っておくと100%守備面の貢献を評価しての選出。
矢島は試合に出る度に守備が向上している気がする。
よく走り、よく繋ぎ、よくボールを奪っていた。
しかも周りと上手く連携して。
それだけに、あの残念なフィニッシュの精度と未だ公式戦ノーゴールという事実が勿体無い。
ラストパスをあれだけ優しく出せて何故フィニッシュがもう一つなのか。

■ワーストプレーヤー
武藤雄樹
とにかくやたらとミスが多かった。
シュートは宇宙開発、ショートパスはズレまくり、トラップは流れ、球離れも悪いとこの日は完全にお荷物。
ポジショニングや動き出しはいつも通り悪くないもののまともにパスを繋げずボールロストを繰り返すのだけは看過できない。
ACLに出ていないので疲労の影響は無いにもかかわらずこの出来はちょっと不可解。
武藤の出来さえもう少しマシなら勝ち点3を持ち帰れたかもしれない。

■総評箇条書き
  • 裏抜け狙いまくってたけどオフサイドひっかかりすぎ。興梠はもう少し動き出すタイミングとラインを見て欲しい
  • 磐田の綺麗に揃ったラインがうらやましい
  • 磐田ってこんな前からプレス来るチームだった?
  • フィニッシャーとしての矢島には一切期待できないのでやっぱり矢島は繋ぎ役に徹してくれればいい
  • ただ矢島の守備は急激に改善されていてよく走りよく奪っていた
  • 未だ錆付かない平川のクロスには愛がある
  • 交代で入った梅崎もいつ出ても必ず仕事してくれる
  • 引いてブロックを作られた時に柏木の存在の大きさを痛感する
  • 後半AT直前の西川の久々の神セーブは勿論最高だが、あの時間あの位置でどフリーで収まってシュート打たせるってどういうこと?
  • 後ろからペナルティエリア内に侵入した松浦をボーっと眺めてた青木も酷いし、2人で付いて易々とアダイウトンにラストパス出させる遠藤と森脇も酷い

<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=30110

2017年9月24日日曜日

ACL2017 準々決勝 2ndレグ 川崎フロンターレ戦

スターティングメンバー

■1失点目
前半19分。
自陣ハーフウェイライン手前で森脇のクリアボールを胸でトラップして収めたエドゥアルドネット。
2タッチ目の左足で寄せてきた青木をかわし中央へ切り込む。
3タッチ目で中村へパス。
体の向きを変え右に下りてきた家長へパス。
中村の後ろへ移動していたネットへマイナスのパス。
ワンタッチで再度フリーになった中村へパス。
右サイドから駆け上がったエウシーニョへ浮き球のスルーパス。
エウシーニョの飛び出しの速さで完全に槙野を置き去りにしあとは西川との一対一。
ボールの落下点がまた絶妙で飛び出せば先に触れるかどうかという判断の難しいボールだったが一か八か飛び出す西川。
だがエウシーニョのほうが一瞬早く右足で触り西川の右をすり抜けたボールはそのまま無人のゴールへ。
まず中村がスルーパスを出した時点のラインがガッタガタであれじゃオフサイドなんか取れない。
右を駆け上がるエウシーニョを誰も見ていないのは何故か。
先に触れなかった西川に全く責任が無いわけではないがあっさりと裏抜けされたのは果たして誰の責任か?

■1得点目
前半35分。
自陣中央で森脇から左に降りてきた矢島へパス。
フリーで受けそのまま持ち上がりアタッキングサード手前くらいで一気に前線の興梠へスルーパス。
奈良と谷口の間を絶妙なタイミングで抜け出しペナルティエリア内でファーストタッチでそのままシュート。
チョンソンリョンの右をすり抜けゴール。
タイミングもボールの位置も何もかも矢島のスルーパスが完璧過ぎた。

■2得点目
後半25分。
右から柏木のコーナーキック。
ペナルティエリア中央でエドゥアルドとの攻防を制したズラタンが頭で合わせたボールは、一瞬触れると判断し2,3歩前に出たチョンソンリョンの頭上を越えゴールへ。
奇しくも7分前マウリシオに替わって入ったズラタンに、5分前大島に替わって入ったエドゥアルドがマークに付いていた。

■3得点目
後半39分。
ハーフウェイライン右から柏木のパス。
右サイドでラファエルがフリーで受けタッチライン際にいた駒井へパス。
斜めにゆっくり侵入しようとしてすぐ左にいた柏木へマイナスのパス。
駒井が柏木へ出した瞬間にはもうダッシュしてペナルティエリア内右にいたラファエルへ柏木のパス。
ゴールに背を向けた状態で右足で受けたラファエルは素早いターンで右足を振り抜きシュート。
ボールはゴール左隅に突き刺さり2戦合計4-4で遂に試合を振り出しに戻す。

■4得点目
後半41分。
倒れながら粘って後ろへ戻した興梠のボールをアタッキングサード手前の左で受ける柏木。
ペナルティエリアまで押し込んでいたためフリーだった右の森脇へパス。
左サイドの高木へ浮き球のクロス。
完全にフリーで抜け出した高木はダイレクトで折り返しのクロスを上げようとするもミスキックになる。
ところがこれがループシュートになりまたもチョンソンリョンの頭上を越え見事逆転ゴール。

■ベストプレーヤー
高木俊幸
快速SBエウシーニョの厳しいマークにあいながらもバンバンクロスを上げてはチャンスを作り劇的決勝ゴールを決めた。
次点で神采配を振った掘監督。
他にもゴールを演出した矢島や柏木や森脇も良かったし勿論チャンスをきっちりとモノにした興梠もラファエルもズラタンもFWとして頼もしかった。

■ワーストプレーヤー
槙野智章
全員悪くはないと思ったので消去法で強いて挙げれば失点に絡み決定的な仕事は特に無かった槙野くらい。
駒井も柏戦に引き続き不調。

■総評箇条書き
  • マウリシオはちょいちょいパスがズレる。雑
  • 逆転の口火を切り、車屋退場を誘発し、この日もプレスバックで再三相手からボールを奪いフル出場した興梠マジお疲れ様
  • ラファエルはこの試合も球離れが悪い。判断力ではなく過信から来るものだと思われる
  • 守備や降りてくる動きは良くなってるのに勿体無い
  • 一方高木は明らかに判断力の遅さからボールロストするシーンが目立った
  • ボールコントロールは一級品なのに高木もまたそういうプレーで損している
  • エウシーニョとのマッチアップはしんどそうながらも最後までよく耐えてあの時間帯に決勝ゴールを決めたことは手放しで賞賛
  • ドリブルが上手いタイプには見えない矢島の無謀な仕掛けの意図とは
  • この試合の矢島は前線からのプレスなど守備面での貢献度が高かった
  • 矢島はやっぱり中盤か低い位置でこそ活きると確信
  • ミシャ時代散々批判しまくった2列目柏木がこの日は森脇、ラファエルと上手く連動し効きまくっていた
  • この日の青木はボールサイドによく顔を出し攻守に渡って活躍。アウェーゴールのアシストも青木だしこの準々決勝勝利の真の立役者と言えるかも
  • 後半30分から入った駒井はしばしば右サイドで孤立するシーンが見られた。何故周りのフォローが無いのか?
  • 退場者が出る前から川崎はミスが多かったような。いくらレッズのプレスが1stレグよりマシになったとは言え
  • 高木やラファエルなど思わず「替えちまえ!」と怒鳴りつけたくなるシーンがあった後半でも我慢し続けフル出場させ2人に決定的な仕事をさせた堀監督の神采配

<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=29939

2017年9月17日日曜日

2017 J1リーグ 第25節 柏レイソル戦

スターティングメンバー

■1失点目
後半5分。
柏側ペナルティエリア付近でトラップの大きくなった矢島のボールを奪った大谷が右サイドでフリーのクリスティアーノにボールを入れカウンター開始。
すぐさま最前線を走るディエゴにロングフィードを入れる。
頭でワンタッチしたボールはディエゴの右から寄せてきた遠藤の側へ落ち、すかさずボールとディエゴの間に体を入れようとする遠藤。
(信じられないのだが、頭で落としたボールに回転?がかかり一度は遠藤の側に落ちたボールが再びディエゴの方へ戻っていくように見える)
ところがディエゴのダッシュが遠藤を追い抜き上手く遠藤と体を入れ替える。
ここまでディエゴの左を併走するだけで間近で一部始終を見ていた森脇がようやく寄せに行くもあっさりかわされペナルティアークで遂にボールを収めるディエゴ。
目の前に遠藤がいたため左から上がってきたフリーのハモンロペスへパス。
さらに遠藤が右へスライドしてきたためワンタッチで中へ切り込み右足でシュート。
こういう2対1のシチュエーションを想定した練習やDF間の決まり事、約束事の無さを痛感させられる失点。

■2失点目
後半41分。
ハーフウェイライン左の柏のスローインから。
狭いスペースでの攻防から一度は遠藤が奪い駒井へ浮き球のパス。
頭で落とした駒井が処理を誤り大谷の前にボールが落ちる。
これを大谷がダイレクトで前線へフィード。
高く上ったボールの落下点には先に遠藤がいたもののワンバウンド目に触らず見送ったのをハモンロペスが後ろから遠藤に競り勝ちボールを奪う。
ゴールラインギリギリで中へ折り返し武富が合わせてゴール。
遠藤は1失点目と同じようなやられ方をしているがどれだけ相手FWを背負った守備に自信があるのだろうか?

■1得点目
後半44分。
敵陣センターサークルギリギリから最前線のズラタンへフィードする遠藤。
相手のブロックによりシュートは打てずそのまま左へ流れ槙野へ戻すズラタン。
中へ放り込む槙野、スルーする駒井。
ダイレクトで中の武藤に折り返す右から上がった李。
わずかに合わず触れない武藤。
ボールはラインを割らず逆サイドに残っていたズラタンに収まりクロス。
誰も触れず再び李が収め再度武藤へ浮き球のパス。
今度は頭で合わせた武藤のヘディングはバーを叩く。
跳ね返ったボールを駒井が頭で武藤に落とし胸トラップから武藤のシュート。
これがブロックに入った鎌田の手に当たりPK獲得。
キッカーは前回対戦時PKを外した興梠。
今回は落ち着いて左隅へ決めゴール。

■ベストプレーヤー
高木俊幸
速く正確なクロスや可能性を感じるCKやカウンター時に見せたトラップなど随所に光るプレーを連発。
課題として挙げられていた守備もこの日は槙野と息の合った守備で伊東に仕事をさせなかった。
というか槙野の伊東に対する対応がこの日は完璧だった。

■ワーストプレーヤー
遠藤航
興梠や矢島やラファエルなど決定機を外し続けた攻撃陣にも大いに不満があるものの2失点に絡んだ遠藤はさすがに見過ごせない。
少し前までなら考えられないことだが今となっては「マウリシオスタメンならあるいは…」というタラレバが成立してしまう状況だけに、これ以上の失敗は許されない。
次点で駒井。
後半途中交代で入ったものの非常にミスが目立った。
この試合のフォーメーション変更が菊池と駒井の不調によるものだとすると次にベンチ外になるのは駒井かもしれない。

■総評箇条書き
  • サイドを駆け上がる高木、質の高いクロスを上げる高木、守備もこなす高木、前半の高木最高
  • 逆サイドのラファエルも案外ハマってて1対1の仕掛けや遠藤、矢島とのコンビネーションなど前半は随所に見せ場を作った
  • ただ相変わらずのなんちゃって守備とクロスを入れるようなプレーは無いためこのポジションが最適かどうかは保留
  • 外国人トリオをきっちり走らせて前からのプレスに組み込む柏のノウハウを盗んでラファエルにもやらせたい
  • 興梠と武藤はプレスバックやタックルで再三ボール奪取してたものの肝心のゴールが奪えなかった
  • 堀監督は2列目矢島にいつまで固執するつもりだろうか
  • 伊東を高木と槙野の2人でキッチリ抑えたのに対し、ディエゴを遠藤と森脇の2人掛かりでボールを奪い切れなかったのが残念過ぎる
  • サイドと中央の差、伊東とディエゴの差、全く同じシチュエーションではないものの…
  • ポゼッションは浦和63%柏37%、シュート数浦和19本柏8本、これで勝てないどころか負けてしまうというのは攻撃陣に責任を求めたい
  • 典型的な「チャンスを確実にモノしたチームとモノにできなかったチーム」という決定力の差が結果に直結した試合
  • それにしても失点が減らない、守備が安定しない
  • シーズン中の監督交代による守備の再建はできても強化はできないということだろうか

<参考>
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=29806

2017年9月5日火曜日

ビッグクラブかプロビンチャか

まず明確にしておかなければならないのは浦和レッズの現監督堀孝史氏の立ち位置と目的。
浦和レッズのトップチームの監督であることは言うまでもないが目下の注目は、今季一杯か来季継続か?だろう。

以下、堀監督就任時の強化部長のコメント

山道強化本部長
「今シーズンだけ、ということは考えていません。ただ、当然こういう世界ですし、我々が目指している目標のことを考えたら、長期で今からやります、ということはなかなか言いづらいと思います。ただ、この状況で、この環境下で、このシチュエーションの中で請けていただく、ということもあります。そして僕らは彼を信頼しているから監督に就任していただくので、スパンのことは、今シーズンというよりは、ある程度のスパンを考えています」
これを読んだ時どちらもあり得ると受け取った。

今季限りの暫定か来季以降も継続になるかのポイントは言うまでもなく堀監督就任後の成績に他ならない。
ルヴァンカップ等のタイトル獲得は誰の目にも明らかなわかりやすい成果となる。
堀監督が来季以降のトップチーム指揮を目指すならばそれは彼の評価に大いに寄与するだろう。
ここで強調したいのは、今堀監督が最優先すべき事項はただ「勝つこと」、それだけだということ。

ルヴァンカップは今年からレギュレーションに「21歳以下の選手の先発起用を義務付ける」ことが加えられた。
トップチーム入りしたばかりの若手がリーグ戦でなかなか試合に出られないことを受けての施策ということだろう。
ある意味若手のためのカップ戦になったとも言える。

そこでタイトルにある「ビッグクラブかプロビンチャか」についての話になる。
自分の理解ではざっくりと以下のような感じ。

プロヴィンチャ:育成をメインとする地方の小規模クラブ
ビッグクラブ:プロヴィンチャが育てた選手を大資本で引き抜く都市型クラブ

浦和レッズはビッグクラブかプロヴィンチャかで言えばまず間違いなく前者だろう。
他所からは「生え抜きゼロ」を煽りのつもりで強調するほど最近はユース上がりも少ない。
サポーターとしては「有能な選手をそれだけの高待遇で迎え選手自身もクラブに魅力を感じて移籍してるだけ」なので「生え抜きゼロ?だから何?」としか思わないが。
ともかく、ビッグクラブは基本的に即戦力を他所からかき集めて戦力を補強すればいいだけ。
無論生え抜きが即戦力として役立ってくれればそれに越したことは無いが。

堀監督の選手起用について「浦和レッズの先を見据えて敢えて某選手を使った」「この起用はきっとレッズのためになる」といった意見が散見された。
擁護したいが故のコメントだろうが、そんなことを堀監督が今考える必要は全くない。
上述したように今堀監督が優先すべきは何より勝利と実績。
もしレッズの未来を見据えて敢えて若手を使うならそれは来季の続投が約束された状態と言える。
育成のために敢えて使った選手が未熟なせいで負けて、結果今季限りで解任なんてことになったら堀監督からすればただの徒労に終わる。

早いもので今季も残り四半期。
堀監督には、現有戦力の中からその時点で常にベストの布陣を敷いてただひたすらに勝利のみを貪欲に求めて頂きたい。

2017年9月4日月曜日

2017 Jリーグルヴァンカップ 準々決勝第2戦 セレッソ大阪戦

■感想箇条書き
・まず最大の疑問は直近の試合でまるでいいところの無かった菊池のスタメンと矢島のポジション
・過密スケジュールを考慮しターンオーバーを意識したのはわかる
・菊池スタメンは梅崎の消耗が激しかったことを踏まえれば他に選択肢がないのもわかる
・一方シャドーに入った矢島のポジションは偏った補強のおかげで常に誰かが順番待ち状態
・なので何度か試して上手くいっていたように見えない矢島のシャドーは「まだ諦めてなかったの?」という感想
・と、同時にベンチスタートさせられて後半早々に矢島と交代で入ったらあっさりゴールを奪った武藤は「それ見たことか!」と内心ドヤっててもいいw
・とはいえ前半2失点に菊池と矢島の2人が関与したわけではないので失点は別問題
・ラファエルは一時期に比べ素直すぎるプレーが増えた
・長澤のボランチは矢島に比べるともう一つ、というか何度も倒され奪われてたのでジャッジが厳しかったらピンチになってた。幸い全部ファウルだったが
・橋岡、田村の出来は今日も問題ない…ように見えたのだが共に後半交代。後ろからの押し上げが必要なあの展開では仕方ない
・5試合ぶりの森脇はなんだか精悍に見えた
・1年振りの出場でスタメンフル出場した梅崎と久々のスタメンで見事アシストした平川を見て高木が奮起しないわけがない
・後半交代投入直後のCKで興梠のゴールをアシストし、その後パンチのあるいいシュートを放った高木に復調の兆し
・結局前半の2失点が勝敗もゲームプランも何もかもを分けた
・監督交代後どちらもリーグ戦ではないものの川崎とC大阪の上位陣には易々と複数失点している。今一度さらなる守備の見直しが必要なのでは

2017年9月2日土曜日

2017 Jリーグルヴァンカップ 準々決勝第2戦 セレッソ大阪戦に向けて

水曜日の8月30日に行われた1stレグは0-0のスコアレスドローに終わった。
2ndレグではアウェーゴールを奪えなかったレッズが不利に、セレッソが有利になった。
以前までのレッズであれば2-0でリードしても後半だけで3失点して逆転されたり、先制されても2ゴール奪い返し逆転したにもかかわらずその後さらに3失点して負けるなどといった、リードしている時の試合運びや落ち着きの無さなどの課題が目立っていた。
新監督就任後はサポーター目線からするとその課題は修正されつつあるように見えるため、セカンドレグの戦い方は先制したら守備固めをしてそのまま逃げ切り、という理想的な展開を期待したい。


せっかくなので1stレグの感想箇条書き。

・今季初出場の伊藤は落ち着いてはいたもののこれといった決定機は作れず
・ただチームのプランとして「まずは守備から」が優先だったみたいなのでもう少し積極的にやれそうな2ndレグでの活躍に期待
・代表召集により不在の槙野に代わって入った田村の名前をスタメンで確認した時はかなりの不安を覚えたものの、意外にもしっかり守れていた
・マウリシオ負傷という緊急事態に交代で入った橋岡がこの試合一番の収穫
・後半30分だけでは断言できないもののあのパフォーマンスを90分続けられるなら間違いなく即戦力クラス
・約1年ぶりの試合から中2日で両試合ともフル出場の梅崎本当にお疲れ様
・一瞬ヒヤリとする場面もあったもののこの日も矢島のボランチは特に問題なく機能した
・前半は駒井と遠藤の精度の悪いクロスが目立った
・ただマウリシオに代わって右から中央に移ってからの遠藤は、最終ラインから前線の武藤へのフィード一本で決定機演出と、残念ながらGK丹野に止められたループシュートを打つなど攻撃面で躍動
・遠藤はボランチにしろCBにしろサイドより中央が活きるのか?
・どうもセレッソはレッズ以上にメンバーを落として臨んでいたことが気がかり
・明日も今日以上に涼しくありますように(暑くなるとレッズの選手のパフォーマンスは五分以下になる…)